棟梁の願いは、手がけた家に住まう人の幸福です。安全であること、家族構成やライフスタイルの変化にきちんと対応できること。何かあったら駆けつける昔ながらの地域の大工さんでもありたいと考えています。いまどき幅をきかしている効率性重視の価値観からははずれちゃいますが、皆さまの幸せ重視の、末永いお付き合いを見据えた仕事を誇りとしています。
住まい作りは生涯の一大事ですから、要求は何なりとお伝え下さい。進歩の余地はまだまだ未知数のいまどきの棟梁です。お施主さんからの希望、建築士の方々とのコラボレーションによって共に新たな境地を発見できたら棟梁冥利です。
住み心地を左右する最初の条件は基本設計です。豊かな肉付きに耐えられる骨格あってこその住宅建築。建築士を交えた打ち合わせでポイントをくみとり、確実で創造性ある基本設計図を描きます。その後は棟梁の本領発揮。細かな変更や新たなインスピレーションは現場で対応できるのが強みです。基礎と骨組みが大技なら、ちょっとした遊びや飾りは小技。両方を駆使して、伝統技術とモダンなデザインも融合させるのが、いまどきの棟梁たるゆえんです。
室賀欣一建築設計事務所 1級建築士事務所 |
上田市御所487-3 TEL.0268-27-3090 |
桜井美枝二級建築設計事務所 | 上田市武石上本入1224 TEL.0268-85-3620 |
植田工房 1級建築士事務所 | 長野市若里 TEL.026-226-5704 |
間ヶ部建築設計室 2級建築士 |
上田市大屋105-7 TEL.0268-36-1437 |
建築段階における最初の大仕事は木材選びです。棟梁は、予算の範囲内で最良を見分けるめききでなければなりません。木の素性と生育環境、部位による特性をいかすのが木造建築の神髄です。この木材をすべて「手刻み」、つまり木を知り尽くした棟梁と大工の手でカットしていきます。木は樹齢分だけ呼吸を続けると言われ、それが木造建築の安全性と快適な住み心地を保証しています。手刻みすることで木と真摯に向かい合い「適材適所」で大きな力をいただくことができるわけです。プレカットには真似できない技であると自負しております。
無垢材を精緻な技法を駆使して、金物なしで組むのが日本家屋の伝統でした。それは再生にも耐えうる技法ということで、バラしての移動再建も可能にしています。自然の恵みを最後まで活用させていただき、土に還る。まさにエコ住宅というにふさわしいのが本来の日本建築なのです。中澤建築が目指しているのもこの姿です。新しい材料で古民家並家屋も可能ですし、見せる部分と見せない部分のバランスが自由なのでユニークな意匠にもなります。思いを同じくするお施主さんとのご縁を求めています。
職人が職人の姿勢を貫くことの難しい時代の空気を感じながらも、受け継いだ伝統の技を次代に伝えるため、そして住む人に幸せな家づくりのため、いまどきの棟梁は弟子の育成にも努めています。弟子たちのアツイ心意気と技の向上は社会の財産でもあると信じ、ありったけを注いでいます。