軒天板張り
2008年7月27日 日曜日
軒天羽目板張り 2階ベランダ部です。
軒天には自然乾燥材の秋田杉羽目板を使用しました。機械乾燥材が最近の主流ですが、中澤建築では気候の変化に対応してなおかつ材の変形(動き)が少ないのは、やはり自然乾燥材だと確信しています。特に秋田杉は色あいも他の杉材とは違い独特の赤身具合で産地としても、長野県とは相性が良さそうです。
足場で作業中は弟子の 丸山くんと大井くん。
台持ち継ぎ 八寸(240mm)から上の桁同士の継ぎ手に使用しています。上下材の接地部分には、隠れて見えませんが木の栓が打ち込んであります。今回は天井上に隠れる部分なので、より強固にする為ボルト金物も併用しています。本当は頼らなくても平気なのですが、完璧を求める為のプラスアルファーです。
目違い腰掛鎌継ぎ 長く難しい名称ですが、一般的には鎌継ぎです。
とても細かい作業が必要で、墨付けをした本人(棟梁)もびっくり。若い衆に少し悪いなぁ と思い、あまり気付かれないように数箇所は自分でキザミました。土台、桁に結構登場します。材の継ぎ手部分は年月を重ねるにつれ、お互いねじれようとする力が一番起きる箇所。それを止める為の伝統技法のひとつでもあります。
まずは前にも紹介した車知継ぎ 思い入れの強い分、組みあがりの時栓を打ち込む気持ち良さは最高です。
大変遅くなりましたがブログをやっとはじめました。ホームページ作成中に現場がだいぶ進んでしまいましたが、今の状況に追いつけるように、進行後ですが順々にご紹介していければと思います。
この場を借りて、ホームページ製作に携わっていただいた、デザインスタジオ エル池田さん、ライターの北原さん、そして中澤建築の大事な御施主様。みなさんに感謝いたします。これからも中澤建築を宜しくお願いします。
さてアップした写真ですが、建て方後の構造材継ぎ手です。名称は車知継ぎです。今回も通し柱には四寸五分(135mm)角を使い、その柱を貫通している部分です。何度も思考錯誤して今の形に(寸法的に)たどり着きました。中澤建築きざみの中で最高の継ぎ手です。